地域に密着して、お客様にサービスを提供していく仕事がしたかったので、ガス・メカトロ部への配属は希望通りでした。入社後は、1カ月ほど前任者との同行であいさつ回りを行い、お客様を任されるようになりました。

メインのお客様となるのは、地域で金属の切断や溶接を行っている鉄工所や病院になります。こうしたお客様を定期的に訪問し、消耗品である液体ガスや医療用ガスをお客様が必要とするときに迅速に供給していくことが役割のひとつ。また、ガスを使って切断や溶接を行うレーザ加工機や溶接ロボット等のメカトロ機器を提案していくことも重要な仕事になっています。

消耗品であるガスの安定供給に関しては、足しげくお客様のもとに通うことで実現できますが、メカトロ機器の提案となるとそうはいきません。お客様ニーズにあった機器を提案していく知識が求められます。しかも、お客様が加工しなければならない金属は、鉄からステンレスやアルミといった加工の難しい素材になっています。ますます技術知識が問われるようになっているのです。

入社以来、高圧ガス販売主任者の資格を取ったり、メーカーの勉強会などに参加したりして知識の習得に励んでいますが、先輩方から見ればまだまだ。それでも、何とかニーズを聞き出し、メーカーの営業と同行して新しい機器を提案。購入していただけると、本当にうれしいですね。今後は、さらに商品や加工技術に関する幅広い知識を身につけ、既存のお客様との関係を深めていくとともに、新規のお客様も積極的に開拓したいと思っています。